自己表現しつつ英語を勉強 Express Myself And Study English

ゲーム、プログラム技術、スッタニパータについて日本語と英語で書いていこうというブログ About games, programming, and Buddhism written in English and Japanese

4章の5 最上であること

元の文

"Paramatthaka Sutta: On Views" (Sn 4.5), translated from the Pali by John D. Ireland. Access to Insight (BCBS Edition), 30 November 2013, http://www.accesstoinsight.org/tipitaka/kn/snp/snp.4.05.irel.html .

ライセンス

©1983 Buddhist Publication Society. You may copy, reformat, reprint, republish, and redistribute this work in any medium whatsoever, provided that: (1) you only make such copies, etc. available free of charge and, in the case of reprinting, only in quantities of no more than 50 copies; (2) you clearly indicate that any derivatives of this work (including translations) are derived from this source document; and (3) you include the full text of this license in any copies or derivatives of this work. 

 

翻訳

A person who associates himself with certain views, considering them as best and making them supreme in the world, he says, because of that, that all other views are inferior; therefore he is not free from contention (with others).

特定の見解と自己を関連付け、その見解を最上とみなし、この世で最も優れているとする人は、それ故に他のすべての見解は劣っていると言う。故に彼は他者との論争から自由になることがない。

In what is seen, heard, cognized and in ritual observances performed, he sees a profit for himself.

見たもの、聞いたもの、認識したものや、宗教的行為や思索の中で、彼は自分にとって利益になるものを見る。


Just by laying hold of that view he regards every other view as worthless.

ただその見解を保持しているだけのことで、彼は他のすべての見解を価値のないものとみなす。

Those skilled (in judgment)[1] say that (a view becomes) a bond if, relying on it, one regards everything else as inferior.

他を劣っているとみなし、特定の見解に依拠するならば、その見解は束縛となる、と道理をわきまえた人々[1]はいう。

Therefore a bhikkhu should not depend on what is seen, heard or cognized, nor upon ritual observances.

よって修行僧は、見たもの、聞いたもの、認識したもの、宗教的思索に依存してはならない。

He should not present himself as equal to, nor imagine himself to be inferior, nor better than, another.

自分と他人が等しいとするべきではなく、劣っているとも、優れているとも考えるべきではない。

Abandoning (the views) he had (previously) held and not taking up (another), he does not seek a support even in knowledge.

彼は元々持っていた見解を捨て、新たな見解を得ることもせず、知識面でのサポートすらも求めない。

Among those who dispute he is certainly not one to take sides.

彼は論争している人々の中で、どちらのサイドにも立たない。

He does not [have] recourse to a view at all.

彼は見解を頼みにすることが全く無い。

In whom there is no inclination to either extreme, for becoming or non-becoming, here or in another existence, for him there does not exist a fixed viewpoint on investigating the doctrines assumed (by others).

極端に走ろうとする性向はなく、来世や今生、この場所や別の存在についても、他者によって作られた真理に対する特定の見解に立たない。

Concerning the seen, the heard and the cognized he does not form the least notion. That brahmana[2] who does not grasp at a view, with what could he be identified in the world?

見たもの、聞いたもの、認識したものについて微塵の思想も持たない。見解によらないブラフマン[2]の考えは、この世界でどのように特定されうるだろうか?

"They do not speculate nor pursue (any notion); doctrines are not accepted by them. A (true) brahmana is beyond, does not fall back on views."

「彼らは推測せず、追い求めない。真理は彼らには受け入れられない。真のブラフマンは超越しており、見解に陥らない」

1.I.e., the Buddhas and their disciples who have realized the goal.
2.I.e., a perfected one.

[1] 悟りを開いたブッダとその弟子たち
[2] 完全となった者

スッタニパータの翻訳をやろうと思います

前々からやりたかったスッタニパータの翻訳を始めようと思います。スッタニパータというのは仏教の一番古い経典で、釈迦が実際に言った言葉に一番近いことが書かれてるんじゃないかと思われます。しかし後世の人間が勝手に書き加えた部分も多くあり、なんかしょうもないことになってる部分もたくさんあるので、そういうとこを訳すのは後回しにして、いい事を言ってる部分から訳していこうと思います。じゃないとモチベが続かないと思うので。

 

私は原典は読めませんので、英訳をさらに訳していくことになります。ただ中村元先生の邦訳本を持ってますので、それを参照しながら、おかしな訳にならないように頑張っていこうと思います。

 

釈迦は、一番最初に"Nothing is true"ということに気付いた人なんじゃないかと思います。もっと早く気付いた人は他にもいたのかもしれませんが、わかるように後世に残してくれている中では最古ではないかという気がします。

 

Nothing is true、真実などどこにもない、というのは今の世界ではありふれた考えで、100人いれば100通りの真実があるというような考えは結構スタンダードになってるのではないかと思います。

 

アサシンクリードというゲームの暗殺教団という組織では、"Nothing is true. Everything is permitted." 「真実などない。全ては許される」とし、暗殺を正当化しています。「人を殺してはいけない」というのが真実ではないならば、暗殺しても別に良いことになりますので、ゲームの中では暗殺教団は暗殺しまくります。Nothing is trueというのはかなり危険な考え方であるということも言えるでしょう。

 

最初にNothing is trueということに気付いた人は、何を思い、どういうことを語ったのか、どのように生きたのか、私もよく知りませんので、訳しながら勉強していこうと思います。

 

ただ一つ言っておきたいのは、中村元先生の本にも書いてありますが、釈迦は宗教を起こすつもりはまったくなかった。そもそも"Nothing is true"であるのならば、自分の言葉も別に正しくはないし、神の言葉も別に正しくないわけで、宗教が起こせるはずもないのです。

 

後世の人間が勝手に色々手を加えて、宗教書のようにしてしまっていますが、そういった改ざんに注意して読んでいけば、釈迦が本来いいたかったことにたどり着けるのではないかと思います。

3900Xの低レイテンシの秘密はタイムスタンプベースのキャッシュコヒーレントプロトコルではないか/3900X may implement a timestamp-based cache coherence protocol

https://pbs.twimg.com/media/D-4H6TDUYAEUe_7.jpg (https://twitter.com/0x22h/status/1147863835161722881)
https://i.redd.it/siy01dt9c3931.png (https://www.reddit.com/r/Amd/comments/calue1/intercore_data_latency/)

If those pictures are true, I think Zen 2 implements a timestamp-based cache coherence protocol.

http://arc.zju.edu.cn/_upload/article/files/2a/ea/d86bceee4adbaf63645ba719d66e/df7d122f-28f8-49ee-9bd3-5795967e9847.pdf

AMDのZenアーキテクチャは4コアをひとまとめにしたCCXを複数組み合わせて多コアのシステムを構成するわけですが、CCX内に含まれる4コアの中でデータをやり取りする場合は速いけれど、CCX外への通信は遅くなる、という弱点がありました。その弱点はZen2で完全に払拭されたようです。

https://www.tomshardware.co.uk/amd-ryzen-threadripper-1950x-cpu,review-33976-2.html

この記事によると、CCX内のコア同士は40-80nsぐらいで通信できますが、CCXをまたぐと平均120ns、複数のCPUダイを組み合わせたThreadripperの場合、ダイをまたぐことで平均238nsの遅れが生じます。このレイテンシは特にゲームのような複雑なアプリケーションの性能を低下させます。


それがZen 2の場合、冒頭の画像にあるように、CCXをまたいでも、ダイをまたいでも70nsぐらいのレイテンシで通信が出来ています。これが本当だとすれば、とてつもない進化です。

これをどう実現しているかですが、まずひとつのCPUダイ内に2つのCCXがあるわけですが、その同一ダイ内のCCX同士が通信するときにも、まずIOダイと呼ばれるメモリ等へのアクセスを担当するダイと通信します。そして、IOダイから再びCPUダイにデータを送ることで、通信をしているということです。

https://twitter.com/Thracks/status/1148034322785591298

Threadripperでは、一つとなりのダイと通信するだけで、同一ダイでの通信の倍ぐらいのレイテンシが発生したのですが、Zen 2では同じダイ内のCCXと通信するために、2つのダイをまたいでいます。それでもなお、Zen 1の同じダイ内での通信よりも小さいレイテンシで通信ができています。これはものすごく異常なことです。

さらにいえば、Zen 2ではL3キャッシュが倍増しているので、管理が大変になり、レイテンシも本来増えるはずです。レイテンシがここまで減少したからには、キャッシュ管理の革命的な単純化がなされたのだろうと思われます。

ここでキャッシュ管理について説明しようと思います。CPUはメモリからデータを読みこむ時、かなり時間がかかります。その時間がもったいないので、一度メモリから読んだデータはキャッシュにとっておき、次に読み込むときはメモリまで読みに行かず、キャッシュから読み込むことですばやくアクセスします。

昨今のCPUでは複数のコアがあるのが当たり前で、複数のコアがそれぞれ同時に計算を行います。2つのコアが同時に計算することで、二倍の速度で計算が終わる事もありえます。

コアそれぞれがキャッシュを持っており、それぞれの計算に使います。問題は、同じメモリのデータを複数のコアがキャッシュしている場合です。

CPUはメモリを書き換えるのは大変なので、まずキャッシュの中のデータを書き換え、メモリの中のデータはできるだけ書き換えないようにするのが基本です。

あるコアがデータを0から1に書き換えようとします。そのためにはまずそのコア内のキャッシュを書き換えることになります。もしそのデータを他のコアもキャッシュしていたら、書き換えたコアでは1だけれど、他のコアでは0のままという、コアによって違うデータが生じてしまうことになります。

これを認めるとプログラムが誤作動してしまいますので、こういうことが起こらないようにするためにCPUは絶大な苦労をしています。この仕組みをキャッシュコヒーレンシプロトコルといいますが、これがキャッシュアクセスに大きなレイテンシが発生する主な原因の一つにもなっています。

具体的に方法を述べると、複数のコアで共有されたデータを書き換える時、まず書き換える前に、そのデータを共有しているすべてのコアに対して「キャッシュを無効にしろ」と命令します。すべてのキャッシュでそのデータが無効になったら、データを書き換えます。その後書き換えられたデータは、必要なら各コアで取得しなおされます。これによってデータの一貫性が保たれます。

しかし、まずデータをどのコアがキャッシュしているのかを常に把握しておくのが大変ですし、その全てに対して命令を送るのも、その命令が無事遂行されたのを確認するのも大変です。Threadripperのように別ダイにまでデータが拡散していた場合は、そこまで無効化信号を送るのはさらに大変になります。

根本的に、N個のコアがN個のコアに対して無効化信号を送りうるので、Nの2乗の通信が発生し、そのレイテンシで全コアが停滞することにもなりかねません。そしてその影響は、コア数が増えるほどに大きくなっていきます。

はっきり言えば、この旧来の仕組みでまともに動かせるのは、Intelの8コアぐらいまでだと思います。Intelの採用しているリングバスは、コア間で通信する時に必ず全コアを通過するので、全コアに対して無効化信号を送ることが簡単に出来ます。データをどのコアが持っているか追跡する必要もありません。しかし、どこと通信するにも必ず全コアを通過しなければならないので、コア数がふえるほどに通過するコアが多くなり、レイテンシが増えていきます。なので、8コアぐらいが効率的に動かせる限度だろうと思います。

Zen 1ではMDOEFSIというおそろしく複雑なキャッシュシステムが搭載されていて、その結果隣のCCXのキャッシュにアクセスするのにメインメモリへのアクセスより時間がかかるという事態に陥っていました。これがどう解消されたのかということですが、私の予想は「タイムスタンプベースのキャッシュコヒーレントプロトコル」です。

つまり、複数のコアがデータを共有するときには、メインでデータを持っている一つのキャッシュ以外は期限付きでデータを借ります。期限が来たらそのデータは勝手に無効化されるので、データを使い続けたい場合は再び借り直しに行かなければいけません。

これの何がうれしいかというと、データを書き換える時に、まず貸出を停止し、すべてのコアで期限が来て無効化されるのを待ってからデータを書き換えることで、キャッシュの一貫性を簡単に保てることです。

本来、プログラマがまともならば、各コアで共有され、かつ書き換えられるデータはごくわずかにとどまり、大半は共有されるけれども、読むだけで書き換えられないデータになります。ただ、そのごくわずかの、たとえば並列キューの排他フラグのようなものは、ものすごく頻繁に書き換わり、いわば各コアによる書き換え権の奪い合いのような状態にもなりやすいです。なので、よく書き換えられるデータは期限を短くし、その他大半の「読まれるだけの共有データ」に関しては期限を長く設定することで、簡単に効率を高めることが出来るはずです。

旧来の仕組みでは、ごく僅かにしかおこらない共有メモリの書き換えのために全共有メモリをトラッキングするような恐ろしい無駄が発生していたのが、だいぶ簡単になるはずです。それがZen 2の秘密ではないかと推測した次第であります(まあそもそも2ダイをまたぐ通信のレイテンシが小さいというソース自体が心もとないので、推測の推測のようなものですが・・・)

コントローラに関するCPTルールの更新について調べた

ストリートファイターVのプロツアーでは使用できるコントローラについて厳密なルールがありませんでしたが、今回追加されました。私が抱いていたキーボードについての懸念にも120%応えられていて個人的には大満足です。まあキーボードについてはおそらく世界で数人ぐらいしか気にしてないと思うので、今回その話は割愛して本筋であるコントローラの制限について調べたことを書いていこうと思います。

新ルールでは左右同時押しに関しては「両入力の維持またはニュートラル」上下同時押しに関しては「両入力の維持またはニュートラルを推奨するが、上優先も可とする、ただしこの特例はいつでも破棄できる」とのことです。

https://capcomprotour.com/rules/?lang=ja

左右の方向キーが同時に入力された場合は、両方の入力を維持、もしくは両方の入力を不成立とする必要がある。

  1. 同様に上下の方向キーが同時に入力された場合は両方の入力を維持、もしくは両方の入力を不成立とすることが推奨される。しかし、上方向のみの入力として出力されることは、ファイティングゲームコミュニティやCPTの運営の歴史に鑑みると排除されるべきではないため、特例的に認める。ただしCAPCOM MVはCPTにおいてこの特例を破棄する権限を有す。

まず「両入力の維持」についてですが、実際に両入力を維持した場合にどうなるかを「PS4でキーボードが使えるアダプター」を用いて調べてみたところ、十字キーでは「左右、上下ともにニュートラル」アナログスティックでは「左右は前優先、上下は下優先」となっていました。(Edit:アナログスティックについて、後に2P側で試してみたところ、前優先ではなく「1P側、2P側ともに右が優先」でした。お詫びして訂正させていただきます)

ただし、アナログスティックをボタンに割り当てるのは禁止されました。

 

  1. 移動行動ができる方向キー、レバー、移動ボタンと、アナログスティックは共存して設置することができる。ただしアナログ入力による移動行動はアナログ情報のまま入力を行わねばならない。例えば、アナログスティックをボタン化したりレバー化したりする等の機械能力の変換を行うことは認められない。

なので問題になるのは、十字キー同時押しで発生するニュートラルということになります。

スト5の十字キー同時押しで発生するニュートラルはただのニュートラルではなく、非常に悪用しにくいニュートラルだということがわかりました。たとえば、標準ヒットボックスやキーボードで可能な最速昇竜拳 https://www.youtube.com/watch?v=wy2QRCRI16w

右押す、下押す、上押す、パンチ

これは、キーボードやヒットボックスでは、下と上を同時に押した時に上が優先されるので、

右、右下、右上、パンチ

という入力になり、最速で昇竜拳を出すことができます。

これが上下入力でニュートラルになるだけならば、右下のあとに上を押した時に下と上がキャンセルされて右だけが残り、右、右下、右、パンチになります。これでも昇竜拳は出ます。

しかしスト5の両入力維持によるニュートラルでは、下と上があわさった時に完全なニュートラルになり、右入力も消えます。右、右下、ニュートラル、パンチなので、昇龍拳は出ません。

ヒットボックスで可能な高速波動二回入力 https://www.youtube.com/watch?v=hEmESbqv2Ng

これは右を押しながら左下を二回押してパンチ、というもので、このとき右を押しながら左下を押したとき、右と左がかちあってニュートラルになり、下だけが残ります。なので下、右、下、右パンチとなり、波動二回コマンドの簡易入力が成立します。

これもスト5の両入力では、右と左が合わさった時に完全なニュートラルになりますので、右、ニュートラル、右となり、この段階でステップが出ます。

この両入力維持による「完全ニュートラル」は非常に良いアイデアなので、ルールとして採用したほうが良いと思います。現在のコントローラ側でのニュートラル化も認めるルールだと、最速昇龍拳がちょっと強すぎる気がします。

ヒットボックスでは波動コマンドがやりにくいというのが弱点なのですが、仮に上下をニュートラルとした場合には、下押す、右押す、上押す、パンチと入力することで、スムーズに波動拳が出てしまいます。ヒットボックスの上優先設定はその有利を意識してのものではないかと思いますが、完全ニュートラルにすればその入力も防げます。

「完全ニュートラル」設定でも防げていないのが、高速ステップ入力

右押す、左押す、左離す

によるステップです。右と左を押した時にニュートラルになり、その後左を離すと右入力になるので、「完全ニュートラル」設定でもステップが出ます。

これは、ウメハラ氏が実践している「ピアノ押しステップ」https://www.youtube.com/watch?v=OlSvxZLAExY

と比べた場合、同等かおそらくピアノ押しの方が早いので、高い練度と引き替えにですがプロレベルで確実に有利になる要素といえるかは微妙です。離す入力は押す入力と比べると遅く、またタイミングも測りづらいのが弱点です。

最速昇龍拳が「完全ニュートラル」で封じられても、早く昇竜拳を出す方法はいろいろあります。簡単なのは

右押す、下押す、下離す

です。右、右下、右、パンチとなり昇竜拳はちゃんとでますが、離し入力とパンチを安定して同時押しするのは難しく、同時押しに失敗した場合立ち上がってしまうため、攻撃を受けてしまうという問題があります。なので、

下を押しながら右をピアノ押し

の方が安定して昇竜拳対空ができるのではないかと思います。

他に、ガイル使いにとって生命線となりうる要素「引きつけサマー」https://www.youtube.com/watch?v=7eQmILqHG0k

があります。これは上下がニュートラルになった場合ほぼ不可能ではないかと思います。キーボードやヒットボックスのような上優先の環境では、下を押しながら、上とキックを同時押しすることで、ニュートラルを経由せず、立ち上がることなくサマーソルトキックを出す事ができ、めくり飛びも落とすことができます。

これを上下がニュートラルになる環境で実現するには、下を離すと同時に上とキックを押す事が必要になります。不可能ではないと思いますし、もしかするとプロならば安定できるのかもしれません。

今の所は、純正ヒットボックスが特例的に認められてる状態ですが、ルールに書かれているように今後どうなるかはわかりません。

私が気づいた範囲は以上になります。英語版はかける気がしないのでやめておきます。I won't write the English version of this article thanks to my incompetence.

Street Fighter 5's Keyboard Techniques/ストリートファイター5 キーボードテクニック

English version is below the Japanese text.

私はスト5のPC版をキーボードでプレイしています。キーボードはPS4版では通常使えませんが、PS4でマウスとキーボードを使えるようにするアダプタを使用すれば使えるようになります。

スト5のキーボードの特徴は、左キーと右キーを同時に押すと、相手の向いている方向が優先されることと、下キーと上キーを同時に押したときに上が優先されることです。これをうまく使うとかなり有利にプレイできます。

PS4でこの動作をさせるには、アダプタの設定で左と下を十字キー、右と上をスティックの右と上に割り当てる必要があります。もともと、PS4のコントローラで十字キーの左を押しながらスティックを右に倒すと相手の方に向かって歩き、スティックを下に倒しながら十字キーの上を押すとジャンプします。つまりこれが、方向キーが同時に押されたときのストVの標準の動作で、PC版のキーボードはそれに従っていると言えるでしょう。

ストVの大会のルールで、標準の動作でない機能を持ったコントローラは禁止するというものがあり、今行われているコンボブレイカーでは、それに抵触する特殊な機能を持ったヒットボックスが禁止されたようです。また、ルールではアダプタはOKとなっており、PS4にPS1コントローラを接続する時などに使われています。ルールを厳密に適用するなら、パッドの機能をそのままキーボードに移し替えただけで、PC版のキーボードと同等の機能しか持たないアダプタならOKになるんじゃないかという気がします。

ただキーボードを使うと結構すごい事ができます。

 

キーボード昇龍拳

 

昇竜拳コマンドは→↓➘パンチと言われていますが、実際は右要素、下要素、右要素、パンチで出すことが出来ます。→➘→でも出ますし、➘↙➘でも出ます。

キーボードでこれを利用し、右キー、下キー、上キー+パンチと押すことで昇竜拳が出ます。→➘➚パンチで出しているわけです。下と上を同時に押すと上が優先される、また右要素には右上も含まれるのでこれが可能になります。

キーボードはキーを離したり連打したりするのは大変ですが、押すだけなら簡単です。ちょっとずらしてキーを三回押すだけなので、実際3フレームで昇竜拳を出すのも夢ではありません。

ただ、上とパンチの同時押しがずれると、一瞬立ち上がってしまうので相手の攻撃を受けてしまう可能性があります。9キーを上、8キーを対空昇竜用の小/中パンチボタンなどのように隣り合わせに設定すると、同時押しがやりやすくなります。

 

キーボード振り向き昇竜拳

 

キーボードは右と左を同時に押したときに相手のいる方向を優先するので、振り向き昇竜拳も簡単に出せます。右キー+左キー同時押し、下キー、上キー+パンチとすれば振り向き昇龍拳になります。

 

キーボードスクリューパイルドライバー

 

一回転コマンドは厳密には一回転させる必要はなく、右から左上まで回してパンチで立ったままスクリューパイルドライバーを出すことができるといというのはよく知られていると思います。それと似たようなテクニックです。

左&下キー同時押し、右キー押す、上キー押す、右キー離す、パンチ

これでスクリューパイルドライバーが出ます。左下から入って、右を押すと右が優先されて右下入力になり、上を押すと右と上が優先で右上に、右を離すと左上になります。そこで3/4回転したことになり、パンチを押すとスクリューパイルドライバーが出ます。

二回転コマンドをしたい場合は、

左&下キー同時押し、右キー押す、上キー押す、右キー離す、上キー離す、右キー押す、上キー押す、パンチ

となります。

 

限界タメ

 

方向キー同時押しで相手の方向や上を優先するのを利用すると、タメコマンドがやりやすくなります。やり方は簡単で、左キーを押したまま、離さずに右+パンチ、下を押しながら離さずに上+キックなどです。

これを利用すると、例えばガイルでは

裏拳クラッシュカウンター→前ステップ→立ちアッパー→弱サマーソルト→CA

のようなギリギリのコンボも安定するかもしれません。私は出来ません。

 

最後に私の考えたキーボード設定を載せておきます。(ご存じない方も多いと思いますが、PC版ストVではキーボードのカスタム設定が可能になるアップデートが数年前にありました)

(A) Down (D) Left (F) Right (Y) LP (8) LK (H) MK (J) MP (U) HK (I) HP (9) Up (N) Throw (P) V-Skill (L) R3 (6) L3

 

右手の親指、薬指、小指はそれぞれ投げ、ジャンプ、Vスキルのみに使い、中指は2つ、人差し指は4つのキーを担当しています。左手は薬指が下キー、中指が左、人差し指が右です。

 

私は右利きですが、もしかすると右手に方向キーを割り当てるべきだったかもしれません。

 

ちなみに、ストVをキーボードでプレイするには、絶対にNキーロールオーバーに対応した、同時押し制限のないキーボードを使う必要があります。それと経験上メンブレン方式の方が良いようです。おすすめはこれです。

 

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01L8VIA5G/ 

 

それと、Uキーに100円ショップで買った接着剤を1滴たらして固めることで印をつけ、人差し指を置くべきホームポジションをわかりやすくしています。

 

English version:

I'll introcude some techniques to use keyboards in Street Fighter V.

 

Keyboard DP

Press Right, Down, Up + Punch

When you press Down and Up, Up is always prioritized in the keyboard, so the sequence means

Right, DownRight, UpRight+Punch

You can do DP with it.

 

Keyboard DP against Cross-ups

Press Right+Left, Down, Up + Punch

When you press Right and Left, the direction opponent exists is always prioritized. Whichever direction the opponent exists, you can always DP with the sequence.

 

Keyboard SPD

Press Left and Down, Right, Up, release Right + Punch

This sequence means

DownLeft, DownRight, UpRight, UpLeft+Punch

You can SPD with the sequence.

 

Press Left and Down, Right, Up, release Right, Up, press Right, Up + Punch

This is the sequence for Zangief's Critical Arts.

日本アニメを見ることを中心に4年半でTOEIC970になった私の英語学習法

今回この記事を書くにあたってアマゾンの購入履歴を調べたのですが、だいたい5年前、2014年2月に「チャーリーとチョコレート工場」のペーパーバックを購入し、英語の勉強をはじめていました。TOEIC970を取ったのが2018年7月なので、だいたい4年半でTOEIC970になっています。

この間に私が何をしていたのかを振り返って、どういう英語学習法が良いのか述べていこうと思います。とりあえず言えるのは、これから書くのは「これがベストの英語学習法だ、なんせ4年半という短期間で970というすごいスコアに到達したんだからな!」というものではありません。そもそも4年半は別に早くなく、期間を考えれば970も大したスコアではありません。それよりもむしろ、「私の英語学習法のどこが良くて、どこが悪かったか、どうすべきだったのか」を考察することになると思います。

最初に告白しておきますと、私は継続的な努力というものが出来ない人間です。テストは全て一夜漬けで乗り切ってきました。受験ですら〇〇講義の実況中継シリーズとかを読んで、何か分かったような気になるだけで、問題集を説いて地道に実力を伸ばすような努力をせずに生きてきました。

さらにいえば、私は理系で、中学三年で授業についていけなくなってからは英語は常に最大の苦手科目でした。それでも実況中継シリーズの力なのか、センター試験の英語は120点くらい取れました。平均点だったと記憶しています。それで大学に潜り込んでからは、徹底的に英語から逃げ回り続け、そのままどうにか卒業しました。それからずいぶん経ってますが、5年前に思い立って英語を勉強しようと決めるまでは何もしてこなかったので、英語力はセンター試験当時と比べるとだいぶ下がっていたはずです。

私のようなダメ人間でも英語が出来るようになる、そのための学習法を私は開発してきました。といいますか、私がやったのはほぼ「海外小説を読む」「日本アニメを英語字幕で見る」「海外ドラマ、映画を英語字幕で視聴する」「洋ゲーを英語字幕でプレイする」これだけです。「楽しんでいるだけで英語が上達した!」と言えるかもしれません。

しかしこれでも、私の中では苦労があり、挫折もあり、心が折れたりもしました。試行錯誤の過程でいろいろ理解できたことがありますので、それを順に書いていこうと思います。

児童書を読む

私が最初にやったのは児童書を読むことです。児童書は小学校低学年ぐらいまでを対象にした本で、特徴はこんな感じです。

長所

  • 単語レベルは結構高いので語彙力は増やせる
  • 文法は簡単
  • 英語らしい表現は殆ど出てこないので、直訳でも理解できる
  • 名著も多く内容の面白さもまあまあ期待できる

短所

  • 単語レベルが高いので調べるのが面倒
  • 簡単な文法を直訳できる英語力がないと理解できない
  • 結局子供向けなので本当に心躍る読書体験になるかは微妙
  • 母国語以外の言語だけで描写されたものを本当の意味で楽しめるほど理解するには、そもそも相当高い英語力が必要

最後を除いては長所と短所にほとんど同じことが書いてありますが、何事もいい面もあれば悪い面もあるということだろうと思います。

児童書から読み始めたという英語学習の体験談に良いものが多かったので、そのまま踏襲しました。しかし、児童書から始めるというのは今から考えると、あまりよくなかったんじゃないかと思っています。「英語学習で重要なのは英語表現とそれが使われた局面を頭の中に蓄積していくことだ」と前々回述べましたが、映像や音声がなく英文だけで描写された局面では、具体的なイメージをともなって記憶することが困難です。

さらに反省点を述べますと、私は紙の本を購入しましたが、これは完全に間違いでした。単語やイディオムを調べる速度が読書の快適さに直結するので、絶対にKindleのような電子書籍で、長押しするだけで辞書を参照したり、検索したりできるものにするべきでした。

また、私は原著だけを買い訳本は買いませんでした。辞書を参照してもなお分からない英文に出会うと、平気で30分ぐらい文法の参考書を片手に訳を考えてしまっていました。英語は覚えゲーなので、考えても大して得られるものはありません。訳を見てもなおどうしてそのような訳になるのかわからない場合には、考える価値はあると思いますけれども、せいぜい数分で十分です。何十分も考える価値はありません。そのうち英語力が上がってくれば、自然に分かるようになっていきます。

ローティーン向け小説を読む

児童書の読書は最初は一日1ページぐらいしか進まない苦行でしたが、数ヶ月続け、二冊ほど読み終わる頃には調子が良ければ10ページぐらい進められるようになってきました。そこで児童書は卒業し、ローティーン向けに進みました。ローティーン向けはこんな感じです。

長所

  • 単語レベルはさらに上昇
  • 文法も関係代名詞など手加減なしに
  • 英語らしい表現も散見されるようになる。直訳では厳しい感も漂うが、児童書を読みこなせるなら理解は可能
  • 名著も多い

短所

  • 受験英語総動員レベルの文法力が必須
  • まあまあ面白いのだが、やはりローティーン向けはローティーン向けである
  • 母国語以外の言語だけで描写されたものを本当の意味で楽しめるほど理解するには、そもそも相当高い英語力が必要

このあたりが受験英語で太刀打ちできる限界、日本で教わる英文法の通用する臨界点だと思います。逆に言えば、ここまでは理解できるようになる確立された方法論があります。私はそれに従い、受験参考書の英文法本を片手に、訳本もなくゴリゴリ半年ぐらい読み進め、3冊ほど読んで一日10ページぐらい読めるようになったところでシドニィ・シェルダンを読み始めました。

シドニィ・シェルダン(大人向け小説の一番下のレベル)を読む

シドニィ・シェルダンは私の目標でした。なにせアマゾンレビューを見ると「すごく面白い!」とか「英語が簡単なので私でも読めました!」とかそんなので溢れています。だからここにさえたどり着けば、一気に英語での読書が楽しくなり、夢中で小説を読むうちにバリバリ英語力が上がっていくに違いないと夢想していたのです。

その期待は打ち砕かれ、半分ほど読んだ段階で挫折してしまいました。その原因を分析しますと、

  • 文法レベルはたいして変わっていない
  • 語彙レベルは多少上がったがその都度調べればついていけるレベル
  • 自然な英語が増え、直訳・文法的な理解ではよくわからないことが多くなる
  • 内容が低俗でたいして面白くない

英語が自然に、イディオマティックになり、文法的に読むのが難しくなっていきました。文法さえしっかりやってれば読めた頃は、理系の私でも法則をしっかり頭にいれることで読解力が向上していく実感があり、それが読書の楽しさにも繋がっていたのですが、このあたりからどうも英語力が向上している気がしなくなってきました。

そして一番キツかったのが、一番下の「面白くなかった」という点です。これは一番の原因が「『ゲームの達人』を選ばなかった」これに尽きます。シドニィ・シェルダンは「ゲームの達人」が最高傑作だと聞いていたので、なんとなくもっと英語力が上がるまで取っておこうと思っていたのです。これが一番の間違いでした。この2年後ぐらいに読んだ「ゲームの達人」は実に面白かったので、この時点でゲームの達人を選んでいれば、内容の面白さが読書の辛さを上回り、そのまま読書し続けて順調に英語力が上がるルートがあったのかもしれません。

しかし私は約束されたユートピアだと思っていたシドニィ・シェルダンが全然面白くなかったという現実に打ち砕かれ、ふてくされてモチベを失いかけました。「もうどうすれば英語力が上がるのかもよくわからないし、面白いものだけやろう。やめてしまってはおしまいだが、継続さえしていればどこかで突破口が開くかもしれない」と考えを変えました。その頃には英語学習を初めて1年が過ぎていました。

日本アニメを英語字幕で見る

こんなことをやっている人は見たことがなかったので、これは一種の賭けでした。私が一番面白いと思うのはやはり日本のアニメ・マンガ・ゲームで、一番簡単に英訳字幕が手に入るのが、趣味で英語字幕をつけるグループがネット上で大量に活動している日本アニメでした。

アニメの英語字幕の特徴を述べます

  • (訳者によってピンキリだが)英語はそんなに難しくないことが多い
  • 英訳は日本語の原文に忠実に訳そうとするものが多く、それを直訳すると日本語に戻ることが多い。なので直訳で読めることが多い。
  • 訳したあとすぐに日本語音声が聞こえるので即座に答えが分かる。文法や語彙が分からなくてもストーリーの理解を損なわない
  • 基本的には一時停止しながら訳していくことになるが、一応字幕をすばやく読んで理解するという訓練になるので、読むのが早くなる。
  • 英語らしい表現に訳す訳者もいて、文法的な理解が難しい場合もあるけれど、状況が映像と日本語音声でバッチリ理解できているので、どういう感情を込めてその英語表現を使っているのか、感覚的に理解できる(もちろん日本語の感覚をがんばって英語に置き換えているだけなので、英語として完全な表現にはなっていないけれど、充分に代用が効くレベル)
  • 内容が面白い

myanimelistの上から順に見てないものを英語字幕で見ていきました。これは非常に面白く、また始めは字幕が出てくるたびに一時停止しては分からない表現を検索し、訳を考えていましたが、徐々に読むスピードが早くなり、大量の字幕や知らない表現が出てこない場合には、一時停止なしでも英語字幕を理解することが出来るようになっていきました。

これを2年間、1000話ほど見たんじゃないかと思います。で、2016年の終わり近くになってTOEICを初めて受けてみたところ、Listening410 Reading440の850点になっていました。

リスニングがリーディングを下回るのはTOEICでは異常事態ですが、私は見て分かる通りリスニングの練習になりそうなことを全然していないので当然の結果かと思います。そもそもあまり聞き取れなかったのですが、なぜ410も取れたのか謎です。

このアニメによる学習はTOEIC Readingには最適だったと思います。この時点では、大急ぎでやればギリギリ全部解き終われるぐらいの英語力でしたが、440というまあまあの点数が取れました。それというのも、TOEIC Readingは難しい英文は出てこず、簡単な英文を大量に読む力さえあれば高得点が取れます。今の私の英語力はこの頃より格段に上がっていると思いますが、Readingスコアは475なので、35点しか変わりません。

日本の作品の英訳は、元が日本語なので、英語に直しても日本語の感覚が残っていて、日本人ならば簡単に理解できることが多いです。それはTOEICの、非ネイティブにも分かりやすい簡単な英文でも同じように理解できます。英語字幕の簡単な英語を大量にすばやく読んでいくことで、TOEICの非ネイティブ用の英文も苦もなく高速に読むことが出来るようになっていました。

そして私の考えでは、ここに転換点がありました。始めは誰でも、英語を理解することは出来ないので、日本語に翻訳して、日本語で理解することになります。もちろん日本語に直して理解した内容は、英語の元の意味からは離れており、英語らしいイディオマティックな英語に対しては、日本語に訳すと意味不明になって理解できなくなってしまいます。

同じような英文を何度も解釈していくうちに、やがて訳すという作業なしに意味に辿り着いて理解できるようになります。日本語に訳すという余計な手順を踏まずに英語→意味へと直通回路が出来上がります。

これをやるために必要なのは、同じような英文を繰り返し何度も解釈すること、そしてその英語表現が使われた状況を具体的なイメージと共に感覚的に蓄積していくことです。私の考えでは、訳すことを何度も繰り返しても、訳すのが早くはなるけれど、英語→感覚の直通回路まではたどり着けません。具体的なイメージの蓄積が必要で、そのためには小説では不十分であるか、少なくとも効率がよくありません。

小説が描くのは多くが状況説明であり、文体も多種多様です。同じような英文を繰り返し解釈するというのには向いていませんし、母国語でない言語で描かれた状況説明から具体的なイメージを作り出すのも困難です。

対してアニメの英語字幕で描かれるのは「セリフ」の英訳です。この時点で描かれるものの範囲はずっと小さくなります。アニメのキャラクターが話すことというのはかなり定型的にパターン化されています。訳者の癖はあるにしても同じようなことが繰り返し繰り返し語られます。

さらにアニメの映像と音、声優の感情表現などの具体的イメージが英語表現と結びつき、英語表現が感覚的に理解できるようになっていきます。ここから英語を英語のまま感覚的に理解するための、英語脳の開発が出来るようになります。

生まれ変わってはじめから英語学習をやり直せるとしたなら、小説を読んでたところはすっ飛ばして最初からアニメを見始めます。そして英語を直通のイメージで理解する英語脳が開発されてから、小説を読んで英語脳を深化させていくのがベストだと思います。

ただ、私の場合はアニメの英語字幕を苦もなく理解できる英語力を、最初の読書によって身につけているという部分も否定できません。「英語字幕を読んでも全然わからない、日本語音声と英語字幕がどういうふうに繋がってるのかまるで理解できない」という英語力からスタートする場合は、児童書と受験参考書から始める必要があるだろうと思います。

再びシドニィ・シェルダン

さて、TOEIC850という点を取りましたが、これは私にとって思いもかけない高得点でした。「アニメ見てただけなのに世間的に見てもなかなか良い点が取れてしまった」とウキウキし、モチベが復活しました。

私に足りないのがリスニング力であるのは明らかでしたが、私の目的は英語力の向上、そしてそれを応用して世界に私の作ったものを見てもらうことであり、TOEIC高得点ではないのでこの段階でもリスニングは特にやりませんでした。一応DS用のTOEIC対策ソフトでリスニング対策をし、そこそこ効果がありましたけれども、TOEIC力が上がっただけでリスニング力はたいして変わってなかったように思います。

かわりに何をやったかと言うと、シドニィ・シェルダンの「ゲームの達人」です。アニメの英語字幕ばかり読んで、TOEIC850まで来た私ですが、それでも英語らしい英語にはまだ充分に太刀打ちできず、インターネットにそこらじゅうに転がっている、Wikipediaとか、英語の読み物を読むのにも苦労がありました。英語字幕ばかり読んでいては、本物の英語には対応できないと思い、本物の英語を読むことにしました。

バカの一つ覚えとは思いますが、ここでも小説に戻ってきています。ここでは既に英語脳が開発されていて、簡単な英文ならイメージと共に直通で理解することが可能になっていました。文法的に訳して理解しようとするのでなく、直接英文を理解する読み方のコツが既に分かっていました。

そのスキルを駆使しながら読んでいくと、始めはそれなりに苦労がありましたが、どんどんスラスラ読めるようになっていき、ストーリーが楽しくて仕方なくなっていました。やはり大人向けの小説は実際に面白いもので、他にもいろいろと読み、その過程でインターネットに転がっている英文も大半は苦もなく読めるようになっていきました。

TOEIC850の8ヶ月後に受けたTOEICでは、Reading 450 Listening 455になっていました。リーディングは点数だと10点しか変わっておらず、リスニングが大きく向上していますが、内実は全然違っていて、リスニングはほぼTOEIC用テクニックを覚えただけで、リーディング力は格段に向上しています。納得いかないので4ヶ月後に受け直したところ、Reading 475 Listening 455と今と変わらないリーディングスコアに到達しました。

海外ドラマ・映画を英語字幕で見る

リーディング力は満足行くものになってきたので、リスニング力に軸足を移すことにしました。

といっても、実際のところリーディング力さえあれば、少し慣れるだけでリスニングも出来るようになります。ネイティブがしゃべるのと同じスピードで英文が読めるなら、あとは音をちゃんと聞くだけで喋ってることも理解できるようになります。

問題は何を聞くかです。海外ドラマや映画に出てくる役者は大半が鬼のように早く喋るので、この段階の私の英語力ではあまり太刀打ちできません(今でもたいして変わっていません)。

いちばん重要なのは、聞き取れる人を探すことです。私の場合は、ブレイキング・バッドの主役のウォルターに狙いを定めました。彼はゆっくり明確に論理的に話してくれるので、私でもある程度理解できました。そして、ブレイキング・バッドは沢山のシーズンがあり、ウォルターは喋り倒しています。

英語の発声には個々人の癖があります。それに慣れるほどに、聞き取りやすくなります。大事なのは聞き取れる人を探し、その人の話を大量に聞くことで聞き取れる内容を増やしていくことです。聞き取れないものは聞いても得るものはありません。「留学したら最初は聞き取れなかったけど、生活してるうちに慣れて聞き取れるようになった」というような話も聞きますが、オカルトだと思います。より正確には、「自分でも聞き取れるぐらいに加減して話してくれる人に出会い、その人とばかり話していたら、その人の話していることが聞き取れるようになり、やがてそれの応用で色んな人の話も聞き取れることが多くなっていった」とかそんな感じだろうと思っています。

どういう手順で見るか、も非常に大事です。英語字幕を完全に暗記してから話していることを聞くと、ずっと聞き取りやすくなります。しかし暗記のために何度も同じものを見るのは面白くありません。ただ、「あまり聞き取れない」から「大半が聞き取れる」に至るまでには、暗記によって無理やり聞こえる内容を増やす作業もしたほうが効率が良いのではないかと思います。

ある程度聞こえるようになった後は、「英語字幕無しで英語音声だけで見る」→「英語字幕ありで見て答え合わせ」の二回見るスタイルに落ち着きました。実際、英語字幕無しで見ると、ストーリーはオチまで全部が分かるのに、大事なところが聞き取れなくてモヤモヤする、といった残念な状況に陥る可能性が高いです。私はそれが嫌なので、TOEICリスニング満点をとってからは英語字幕無しで見る訓練はしていません。

英語字幕ありでも、しゃべる速度で字幕が読めて、話と英語字幕を頭の中でシンクロさせながら総合して理解できる実力があるなら、やっていくうちに聞き取れる内容が増えリスニング力も上がっていくと思います。

TOEICリスニングで満点を取るだけなら、TOEICのテストで話している人はいつも同じなので、ある程度のリーディング力さえあれば、あとは公式問題集のシリーズをたくさん買って聞きこみ、それぞれの人の発音の癖をつかめば、彼らは早く話すことも難しいことを話すことも特になく、それほどキツイ訛りがあるわけでもないので簡単に満点は取れると思います。かなりお金がかかるので私はやっていませんが。

海外ドラマ・映画を英語字幕で見る手法の特徴を述べます。

  • 英語らしい英語のオンパレード。文法的な理解では通用しない。
  • 鬼のように早く話す人が多く聞き取るのも字幕を読むのも難しい
  • 役者が実際に気持ちを込めて英語表現を話してくれるので、どういう気持でその表現を使っているのかが最も完全に分かる。フレーズを聞き取ることができればだが・・・
  • 大人向けだからダメなのだろうと子供向けの、ディズニー映画なんかを見てもたいしてレベルが変わらないのでガッカリする
  • 字幕を早く読む訓練さえしていれば、一応ストーリーは追える。日本アニメをしっかり見ていれば、英語らしい英語になると怪しいけれど、大体対応できる。
  • 海外では英語字幕の作成が法律で義務付けられていて、日本のDVDにも英語字幕が残っていることが多い。ツタヤで安く借りてきて、しっかり勉強できるので、教材として利用できるレベルまで上がってくれば最もコスパが高いと思う。
  • 個人的な意見だが、海外ドラマはあんまりピンとこない。ウエストワールドのような例外を除くとそんなに面白いとは思わない。映画は面白いものが多いけれど、短いのでリスニング教材としてはドラマのほうが上だろうと思う。

私は洋ゲーも英語字幕でやっていますがドラマ・映画に書いたことがだいたい当てはまります。ただ、一時停止して辞書を調べたり巻き戻して聞き直したりするのに向いていないので、英語学習が目的だとあまりオススメできません。

一応海外ドラマ・映画を日本語音声・英語字幕で見るスタイルについても考察しておきます。

  • 日本人訳者の特徴として、しっかり意訳するというのがあるように思う。なので英語字幕の原文と、日本語音声が話している内容が大きく異なる場合が多い。
  • 英語字幕は英語らしい英語のままなので解釈は難しい。日本語音声を聞いても必ずしも英語字幕の意味するところが分かるとは限らない
  • 労多くして功少なしではないかという気がする

いちおう英語音声・日本語字幕で見るスタイルもあります。

  • 字幕無しで英語音声だけでは聞き取りにくいし、日本語字幕だけで意味が分かるので、英語を聞くのがそっちのけになってうまくいかないと思う。

あと海外Youtuberの動画を見るのを私は日課にしています。その特徴も書いておきます。

  • ドラマや映画の役者と違って、Youtuberはゆっくりはっきり話してくれる人が多い
  • 英語字幕がなく、Youtubeが自動生成する字幕で代用できるかと言うと正確性に難があるため難しい。コンピュータにもリスニングは難しいようだ
  • 面白いから聞いてるだけだけれど、リスニング力の向上にはそれなりに役に立っているような気がする。聞き取れるものを聞くことでリスニング力は向上する。しかし英語字幕のような正解がない環境では、聞き取れないものは基本的に聞き取れないままになってしまう。この方法だけでは限界があるだろうと思う。

 *まとめ

私はこういった感じでやってきましたが、人それぞれに向いた方法があるような気もしますし、そもそもどの道を辿ってもやってさえいればそのうち出来るようになるとも思います。「英語なんて言葉なんだ。やれば誰だって出来るようになる!」ということで、いちばん大事なことはやり続けられる、楽しめるやり方を見つけられるかどうかだと思います。私の場合は日本アニメでした。これは私にとっては最高の方法だったので、オススメします。

英語学習を継続するためのポイント その1「まずボキャビル用教材をやめる」

『英語なんて言葉なんだ。やれば誰だって出来るようになる!』というのは安河内先生の名言ですが、これは事実だと思います。英語はやればやるだけ脳が英語に最適化されていきます。これは脳が本来持っている自動的な学習機能なので、あんまり工夫のしようもありません。とにかくやれば良いのです。

これはもちろん、「英語をやれば」英語脳が育つということです。世の中には英語の勉強のように見えるけれど、英語脳が育たないものがたくさんありますので、そういったものは避ける必要があります。

たとえば英単語の丸暗記です。これは英語脳を育てません。英単語は10回ほど違った文脈で使われているのに出会うと、自動的に記憶されるようになっています。逆に文脈がなく、ただ知らない英単語を丸暗記しようと努力しても、まず覚えられません。また、英単語の日本語の訳語を暗記していても、英語脳からは使えませんので役に立ちません。

英文をたくさん読み、知らない単語はその都度調べる、というのを繰り返し、同じ単語に10回出会うまで続けます。そうすると英単語は覚えられますし、英語脳も鍛えられます。一石二鳥です。

前回書きましたように、英語を覚えるというのは、英語表現が使われた局面を蓄積していくということです。英単語に10回出会い、10の局面を蓄積すれば、脳の自動学習機能により単語の感触が自然に想起されるようになります。英語脳が勝手に駆動し、単語の意味を理解して処理してくれるようになります。これはボキャビル用教材にある、英単語の日本語の訳語とちょっとした例文を、読んだり聞いたり書いたり暗証したりといったことをいくら繰り返しても、たどり着けるものではありません。

 

*本当の頻度順でボキャブラリーを増やすには

 

「高頻度で出てくる基礎単語から覚えるべき」というのは間違いではありません。しかし、ボキャビル用教材にある高頻度とされる単語はおよそデタラメです。コンピュータで解析すれば単語が出てくる回数は調べられますので、統計的には正確かもしれません。しかし、単語には複数の意味があって、高頻度で出てくるものもあればほとんど出てこないものもありますし、単語の本来の意味とは違うものに変化するイディオムもあります。

世の中にはさまざまなボキャビル用教材がありますが、レベルによって基本的な意味しか書いてなかったり、まず出てこないような意味までカバーしていたりします。しかし低頻度で出てくる細かい意味まで覚えるなら、もっと覚えたほうがいい単語が他にたくさんあると思いますし、基本的な意味だけでは、応用的な使い方をされる単語には対応できません。レベル別12000語という有名な教材を見たことがありますが、私も知らないような単語がたくさんあったり、私にとって基本的な単語が全然入ってなかったりで、全く良いものには思えませんでした。特にその教材が悪いというのではなく、どの教材も大同小異で、丸暗記用教材としても出来がよろしくない、これをやったところで英語が読めるようになるとは思えないものばかりです。

そしてなにより、どのボキャビル用教材もイディオムにはまともに対応できていません。高頻度に出てくるイディオムが網羅といわずとも、ある程度カバーされてる教材を私は見たことがありません。単語なんて長押しして検索するか、設定次第では長押しするだけで意味が出てきますから、英語を読むために暗記しておく必要は特にありません。本当に英語を読むために必要な知識はイディオムの方です。これがまともに勉強できないのではやる意味がありません。

普通に英文を読んで、わからない単語やイディオムをその都度調べていれば、高頻度に出てくる表現には高頻度で出会い、早く覚えられます。普通にやっていれば、頻度順に必要な知識が自然に身についていきます。ボキャビル用教材なんてやるのは本当にバカバカしい、英語脳を育てず、苦痛であり、見返りが少なく、英語学習をやめさせてしまう一番の原因だと思います。いますぐやめましょう。自分が読める英文を探し、読み始めましょう。

しばらく続けていれば、基礎的な単語に10回出会い、基礎的な単語は感覚で理解できるようになります。多くの英文は基礎的な単語で構成されていますので、多くの英文がスルッと理解できるようになっています。あとはそれを続けていれば、次第に中級、上級の英文もスルッと理解できるようになっていきます。『英語なんてやれば誰だって出来るようになる』のです。

ただ、一番つらいのは、基礎的な英文もスルッと読めない、最初の時期です。ここさえ越えてしまえば後はどうとでもなります。ここをどう乗り越えるかが次のテーマとなります。